일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こうやのふゆ

荒野の冬

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 荒野の冬(こうやのふゆ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,098자 · 9화면

아오조라 문고

北海道の開拓民たちが、遙々と内地の村から移り入るいわゆる原野のことを語ろうとするならば、まず北海道の広さについての正確な概念をつくる必要がある。

それには一つ面白い話がある。前の冬、私は凍上の調査のために、二月の末から三月にかけて、八カ所ばかり奥地の支線の凍った土を掘って廻ったことがある。土地が凍ると、鉄道の線路でも家でも盛んに持ち上げられて困るので、その現象を凍上と称して、寒い学問の方では、一つの課題になっているのである。

廻ったところは、帯広とか、野付牛とか、名寄とかいう街に近いところである。これらの街は、内地の方にもよく名が知られているので、札幌から程遠くないところのように思われているらしい。私の凍上の話をきいた友人の一人が、「札幌にいると、そういう研究には地の利を得ているね」と言ってくれた。それはそのとおりで、札幌にいなくては、一寸こういう研究は出来ない。しかしこれらの場所は皆、札幌から汽車で十時間とか八時間とか、かかるところである。それで日曜ごとに、こういう所まで凍った土を掘りに行くのは、丁度東京にいて、或る日曜には盛岡、次の日曜には新潟、その次には京都というふうに調べ廻るようなものだと話をした。