일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きくやしき

菊屋敷

山本 周五郎

山本 周五郎의 菊屋敷(きくやしき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,620자 · 71화면

아오조라 문고

「どうあそばしました」お萱が気遣わしげにはいって来た、「……なにか悪いお便りでもございましたか」

「健二郎どのが亡くなったのです」

「まああの、ご二男さまが……」

お萱のおどろきの声もひどくよろめいたものだった、志保はしずかに眼をあけて、手紙の文字を読み継いだ。――今年の夏は江戸に悪い時疫がはやり、できるだけ注意したがついに健二郎も冒され、僅か七日ほど患らっただけではかなくなってしまった。そういう意味が、妹には珍らしくすなおな筆つきで書き記してある、――できるだけ注意したとは書いたが、正直に云うと自分が悪かったのである、良人に禁じられていた巴旦杏を、せがまれるままに喰べ過ごさせた、それが原因だということは医師も認めているくらいで、それを思うと夜なかなどに、つい叫びだしてしまうほど、恐ろしい後悔に責められる、自分は良き母ではなかった、けれど健二郎の命に代えてそれを思い知らされたと考えると神をも怨みたくなる、……自分はいま子が抱きたい、この石のように空虚で冷たくなった胸へ、ちからいっぱいわが子を抱き緊めたい、どうか晋太郎を返して呉れるよう。

志保はからだじゅうの血が凍るような悪寒に襲われた、怖れに怖れていた文字がとうとうそこへ出てきたのだ、しかし志保はけんめいに自分を抑えつけた、――こんなことを云っては申訳がない