후리가나로 읽는 일본 고전
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
三遊亭 円朝의 菊模様皿山奇談(きくもようさらやまきだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 189,935자 · 379화면
富「左様か、それで宜しい、もう帰れ/\……おゝ馳走をすると申したっけ、欺しちゃアならん、私は直に上るから」
と川添富彌は急に支度をして御殿へ出ることになりました。御殿ではお夜詰の方々が次第/\にお疲れでございます。お医者は野村覺江、藤村養庵という二人が控えて居ります。お夜詰には佐藤平馬、外村惣衞と申してお少さい時分からお附き申した御家来中田千股、老女の喜瀬川、お小姓繁などが交々お薬を上る、なれどもどっとお悪いのではない、床の上に坐っておいでゞ、庭の景色を御覧遊ばしたり、千股がお枕元で軍書を読んだり、するをお聞きなさる。お熱の工合でお悪くなると、ころりと横になる。甚く寒い、もそっと掛けろよと御意があると、綿の厚い夜着を余計に掛けなければなりません。お大名様方は釣夜具だとか申しますが、それほど奢った訳ではない。お附の者も皆心配して居られます。いまだお年若で、今年二十四五という癇癖ざかりでございます。老女喜瀬川が出まして、
喜「上……上」
紋「うむ」
喜「お上屋敷からお使者がまいりました」
紋「うむ、誰が来た」
喜「上のお使いに神原五郎治がまいりまして、御病気伺いに出ました、お目通りを仰付けられたいと申します、御面倒でございましょうが、お使者ではお会いが無ければなりますまい、如何致しましょうか」