후리가나로 읽는 일본 고전
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はなばなしきしゅんかん
華々しき瞬間
久坂 葉子
久坂 葉子의 華々しき瞬間(はなばなしきしゅんかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 45,114자 · 92화면
御ぐしの恰好、チャーミングですわね」
南原杉子の方からは、何一言きくすきまがない。だが、きこうともしないでも、蓬莱和子は心に秘密しておくことが出来ない性質の人だと、彼女は察していた。案の定、
「お菓子おきらい? ビールお飲みにならない」
「のみましょう」
で、二人はぐっとのみ、その後、蓬莱和子はますます喋りだした。二十年前に、自分は関西の学習院と云われている阪神間の学校を卒業し、すぐに結婚、今は、戦災にあった邸跡に、二軒家をたてて兄夫婦の家族と別棟に、住んでいる。里の両親は、戦後、相ついで死んだのだが、関西では有名な金持で、宮中の侍従武官某氏や、元外務大臣某氏と親類である。ピアノは二台とも土蔵にあって焼けのこり、その一台をここへ運んで来ている。自宅では、小さい子供に歌を教えている。夫の月給が少ないので、こんな店をはじめた始末。三年になる。それ等のことを蓬莱和子はいかにも斜陽族の現実のかなしさをふくめて喋った。
「谷山さんのお弟子の発表会が近くありますのよ。六ちゃんとききにいらして下さいね」
やっと一段落すんだようだ。しかし、最後に出た仁科六郎の名前。それから又急テンポで蓬莱和子は喋りはじめた。