후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
」と云って、こども御輿の宰領をしていた四番組のデブ頭と若い衆の徳さんが、棒鼻に手をかけて御輿を押し戻した。そのとき、はずみで御輿が大きく傾いたが、私は右足に鋭い痛みを感じてよろめいた。私はそこに落ち散っていた硝子の破片を踏みつけてしまったのである。血がなかなか止まらなかった。お祭佐七は意気地なく青くなってしまった。徳さんはそういう私を背負って水道尻の村山医院に連れていってくれた。私は豊ちゃんのお父さんから治療をうけ、足に大袈裟な繃帯をされて、また徳さんにおぶさって家に帰った。
祖母は私のきまりの悪い気持には容赦なく、「意気地なしだね。それっぽっちの怪我で、御輿が担げないようでどうするんだ。」と云った。母は父の名の印の入っている絆纏を徳さんにお礼にあげた。私は最前怪我をした際に、私をおいてけぼりにして仲間の御輿が遠ざかって行ったときのことを思うと、面白くなかった。お糸さんは手古舞を見に出かけてしまっていたし、祖父の許には客が来ていた。私はふと父の許に行ってみる気になった。蔵の二階に上ってみたら、父は検査場の方から祭り囃子の聞えてくる窓べにもたれて、背なかをまるくして、口三味線で小声になにやら唄っていた。