후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
。そんな風に話した。鳴尾君は話が巧かった。多く聖書の話をした。ノアの方舟の話、イエスの誕生の日の厩小屋の話、エマオの途上の話など記憶に残っている。ノアの方舟の話は傑作だった。鳴尾君は大混雑の方舟に乗り合せているいろんな動物の心理描写をやってのけたのだが、そのユウモラスな話し振りには子供達は大喜びであった。私は鳴尾君に文学の才能があると思った。
「童話を書いてみたら。」
と云ったが、鳴尾君は否定して、
「僕は子供が好きなんです。くにへ帰って小学校の先生になろうかとも思っているんです。教会の日曜学校にも出たことがあるけれど、ここの子供の方がいいですね。野育ちの方がいい。都会の子供はなんて云うか子供の癖に文化的な厭味みたいなものがあって。ここの子供は暮しは貧しいようだけれど、皆んなのびのびしていますね。話をきいていると面白いですよ。明るい機智に富んでいて。生活の智慧と云ったようなものさえ芽生えていますね。前にこの屋根裏へ上ってきて僕の寝床を見つけて、なんて云うかと思ったら、なんだ雀の巣かと思ったら人間の巣でやがんのだって。面白いことを云うでしょ。」
そういう鳴尾君は子供達から慕われていた。