후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
筆一本の生活と申しましたが、もしかすると近いうちにその生活から抜けることが出来るかも知れないのです。王立図書館に私などにも勤められる口があって、いまさる人が私の為に熱心に推薦してくれているのです。それがうまくゆけば、いまのように創作に創作を続けてゆくことから、殊にも気に染まぬ原稿執筆から自分を護ることが出来ます。自分に欠けているものを身に着けるために勉強する便宜も得られますし、また月が私に語ってくれた話をそれこそゆっくり楽しみながら綴ることも出来ようというものです。私はここのところずっと劇場のために、外国劇の飜訳の仕事を引受けてきています。気に染まぬ原稿とはこのことなのですが、私のようにあまり有名でない作家が筆で暮してゆくのには、これは止むを得ないことなのです。ああ、私にもう少し余裕があったなら、お母さん、私は真に自分を発揮出来たとおもうものをまだ一つも書いていないのですよ。――私が永い間私の面倒を見てくれた人達の補助を離れて、どうやらおぼつかない一本立の生活をはじめた頃のことです。私はソレーという町に詩人インゲマンの家庭を訪問しました。ソレーはスラゲルセから二哩離れた、湖沼と森とに囲まれた田園詩的な町で、インゲマンはそこの学園の先生をしていたのです。