일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おちぼひろい

落穂拾い・犬の生活

小山 清

小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면

아오조라 문고

無名であること、これくらい誇りかな境涯はないのだ。いまこそ私にむきなものが書けないとしたら、私はよっぽど駄目な男だ。私は自分にこう云いきかせずにはいられませんでした。別れ際に彼は私の掌を握りしめて云いました。「君がいいものを書いてくれたら僕はどんなに嬉しいだろう。若し君に助力を欲しいと思うような時があったら、いつでも僕のことを思い給え。」私は彼のうちの「詩人」に信頼し、彼もまた私のうちに一人の「詩人」を期待してくれたのでしょう。お母さん、これは四年前のことなのです。四年、歳月を数えるぐらい淋しい気のすることはありませんね。私は依然足蹈みをしています。私は決して怠けては来ませんでしたが、また私の書いたものはそれぞれ、私の素質に適ったものではあるのですが、これこそ自分の生命をその作品のうちに解放し尽せたと思えたものをまだ一つも書いてはいないのです。青春空しく逝くを悲しむ。私の廿代はこうした苦い空白のうちに過ぎて行ってしまうのでしょうか。しかしお母さん、私が生活に負けて徒らに意気沮喪しているとは思わないで下さい。私の生活が生気のない、懶惰なものとは思わないで下さい。