후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
荒物屋でも買物をしたことがあるが、店番をしていた小女は眠そうな顔をしていて、手の甲に皹をきらしていた。私はなんとなくこの家の主人は慳貪なのではなかろうかと想像した。
茶屋町通りを、この荒物屋の側に沿ってすこし行くと、同業のN新聞の店があった。二間間口で硝子戸がはまっている普通の新聞店の構えである。私たちY新聞の商売敵であった。当時下町ではY紙の勢力が圧倒的で、N紙がこれに次ぎ、A紙となるとぐっと読者数が落ちて物の数ではなかった。A紙の読者層は山の手に多かった。竜泉寺町のN新聞は商売敵としては手剛い相手であった。読者数は私たちの方が倍からあったが、区域の広さなどを考慮すると、相当食い込まれていた。私たちは常に相手の押してくる力を感じないわけにはいかなかった。N新聞店からすこし行くと、原田という牛肉屋があった。この店は一見してその繁昌していることがわかった。古川ロッパに似た体格のいい若主人がいた。いつも店に顔を出していて、割烹着姿で肉切り庖丁を握っていたり、また惣菜用のカツレツやコロッケを揚げていたりしていた。時分どきには店さきにおかみさん連が屯していて、若主人の響のいい声が外まできこえてきた。