후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
僕にはわかりました。友には嬉しかったのです、僕と仲がいいと人に云われたことが。僕は決して早熟な少年ではなかったのですが、ただ僕の胸には自分が厭な奴だという思いが早くから兆していました。僕は人と親しみあうことも少く、独りの気持には慣れていました。僕は友の顔を見て、ああこの友は僕という人間をほんとに好きなんだなと思いました。僕はこの時初めて人の顔に、自分に対する偽りのない好感を見たのです。ああ、僕は単なる軽挙妄動の徒に過ぎないのに。一介の破廉恥漢に過ぎないのに。
先生、実は最初このノートに向った時、僕は迷ったのです。誰の胸に「僕はね、僕はね。」と云い送ろうかと。僕の胸のうちには三人の人がいるのです。先生に、この友に、そしてもう一人、或る女の人と。その女の人は僕の親しい身寄りの人で、僕の赤ん坊の時分から僕を知っていて、いつまでも僕の成長を見護っていてくれる心を持っている人なのです。大柄な、髪のゆたかな、なんでも承知しているような、やさしい愁い顔の人なのです。僕はその人を「おばさん。」と呼びます。
「男の子は頑張らなくては駄目。最後からでも歩いて行きなさい。