후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
小山は三月十日に罹災してからここへ来ていたのだ。その夜吉祥寺の行きつけのスタンドから若干の酒を仕入れてきて、二人でやっていると、そこへぶらりと大物が現われた。横浜から田中英光が一升壜持参でやって来たんだ。」
「あの『オリムポスの果実』を書かれた方ですか? まあ素敵。あの小説はほんとに青春の書ですわ。すると、先生と小山さんと田中さんと三人寄られたところへ、爆弾が落ちたのですね。歴史的ですわ。」
「ひやかしちゃいけない。これから九死に一生を得た話をするんだから。それから三人で酒盛りを始めて、小山は余り呑めない方だから、僕と田中とで殆んど呑んじまってね、出鱈目の連俳なんかをやり、寝床に入ってからも、額にしてあるジョットーの聖母マリアの画を、それこそ酔っぱらいが女郎でも冷かすように、『このマリアはまた、ばかに肉体汚れた感じじゃないか。あの眼もとや頸筋の辺りを見ろよ。』『まるで幻灯の町のマリアだ。』『ジョットーはきっと、マグダラのマリアと間違えて描いたに違いない。』など、凡そ美神を怖れぬ不逞の美学を弄したりして、寝入ったのはかなり遅かった。白梅のかなり淋しさよB29よ。