후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
に埋没していて、それがまたいつなんどき爆発するかわからないので、各自家に戻って後始末をするわけにもゆかないんだ。町内の人は皆んな近くの国民学校に収容されてね、沙汰のあるまでは当分勝手に自宅へ戻ってはならんというわけさ。直撃弾を喰って帰りたいにも、自宅のなくなってしまった人も大勢いるし、僕と小山は吉祥寺の亀井勝一郎君の許に一週間ほど御厄介になったのだ。」
「亀井さんのお宅は御無事だったのですね。」
「そう、亀井君のとこは終戦までなんの被害も受けなかったようだ。御厄介になっている間にものべつ敵機の来襲があって、そのつど僕達も御家族の人と防空壕を出たり入ったりしたのだが、空襲時に於ける亀井君の態度は従容として迫らず、あくまで豪毅、あくまで沈着、さながら春光影裡に斑鳩の里を逍遥し給う聖徳太子の俤が偲ばれんばかりであった。警報の鳴るのを聞いて胴震いが出たり、脳貧血を起したりする手合いとは段違いなんだ。防空群長としての重責任を感じておられた為でもあろうが、僕達が壕の中で震えている間も、メガホンを口にしては絶えずラジオの情報を隣組の人達に伝えたりなどしてね、僕も亀井君のその長者の風格を失わず、平常心を保持している姿を見ては、あまりみっともない態度はとりたくなかったのだが、なにせどえらい目に遭った直後のことだし、田中や小山