후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
おちばのとなり
落葉の隣り
山本 周五郎
山本 周五郎의 落葉の隣り(おちばのとなり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,877자 · 57화면
――どうして二人はいっしょにならねえんだろう。
繁次はそれが訝しかった。参吉にも祖父とその女がいるし、おひさには寝たっきりの父親がある。たぶんそれが障りになっているのだろう、と思ったけれども、参吉は男であり、祖父は丈夫で女もいる。その気になればおひさと夫婦になって、病人ひとりくらい養ってゆけるではないか、などと思ったりした。
夏になってから、――浅草寺の四万六千日のすぐあとのことだが、繁次が晩めしを済ませたところへ、参吉が訪ねて来た。
「おばさん今晩は」そう云いながらさっさとあがって来、爪楊枝を使っている繁次の脇に坐った、「おめえに見せてえものがあるんだ、こいつを見てくれ」
あっけにとられている繁次の前へ、二尺に三尺ほどの紙をひろげた。母がちゃぶ台を持ってゆき、参吉は行燈を引きよせた。その紙には一脚の厨子の絵が、極彩色で描いてあった。
「おれにはよくわからねえが」と繁次が云った、「見たことのねえもんだな、文台ってやつか」
「庇二階の厨子っていうんだ」
「大名道具だな」
「紀州さまから出たんだそうだ」と参吉は昂奮して云った、「いまは本町二丁目の小村屋のもので、この下の段、下層っていうんだが、ここのところの螺鈿がいけなくなったんで、おれが五十日がかりで繕ったんだ」