후리가나로 읽는 일본 고전
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あし
葦
山本 周五郎
山本 周五郎의 葦(あし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,406자 · 25화면
松尾は弥生の乳母で、そのまま現在まで千神家に仕えてきた女である、明るいてきぱきした気質で、少しうるさいほど起ち居がまめだった。
これはいい意味の目付だ、又五郎がそう気づいたときには、すでに新しい明け昏れが動きだしていた。朝起きると、枕元には衣服と袴が置いてあった、ずいぶん袴など着けたことがない、したがってきちんと穿いた気持は清すがしかった。三日にいちどずつ松尾が剃刀を取って月代をあたってくれた、肌衣は毎日とり替えられた、狭い家の中は掃除がゆき届いて、香がかれたり、床に花が活けられたりした。……朝酒のながい習慣も、松尾には云いだしにくかったし、ときたま眼をかすめるようにして飲んでも、おちつかないし、相手なしではうまくなかった。
百日ほど経った。彼は肥えて、血色がよくなった。このあいだに旧友たちは代る代る訪ねて来たし、彼を招いて幾たびも会食の席が設けられた、それから千神市蔵が講尚館道場へ伴れだして竹刀を握らせた。
「ふしぎなほど鈍っていないね」彼がひと汗かいて道具をぬいだとき、眺めていた市蔵が笑いながらこう云った。「さっき面から胴へ切り返したさばきなんか堂々たるものじゃないか、これなら春の総試合には出るんだな」