후리가나로 읽는 일본 고전
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がもううじさと
蒲生氏郷
幸田 露伴
幸田 露伴의 蒲生氏郷(がもううじさと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 65,772자 · 128화면
無論政宗勢は氏郷勢の前へ立たせられる任務を負わせられていたのである。然るに其朝は前野の茶室で元気好く氏郷に会った政宗が、其夜の、しかも亥の刻、即ち十二時頃になって氏郷陣へ使者をよこした。其の言には、政宗今日夕刻より俄に虫気に罷り在り、何とも迷惑いたし居り候、明日の御働き相延ばされたく、御ン先鋒を仕候事成り難く候、とあるのであった。金剛の身には金剛の病、巌石も凍融の春の風には潰るる習いだから、政宗だとて病気にはなろう。虫気というは当時の語で腹痛苦悩の事である。氏郷及び氏郷の諸将は之を聞いて、ソリャコソ政宗めが陰謀は露顕したぞ、と思って眼の底に冷然たる笑を湛えて点頭き合ったに違いあるまい。けれども氏郷の答は鷹揚なものであった。仰の趣は承り候、さりながら敵地に入り、敵を目近に置きながら留まるべくも候わねば、明日は我が人数を先へ通し候べし、御養生候て後より御出候え、と穏やかな挨拶だ。此の返答を聞いて政宗は政宗で、ニッタリと笑ったか何様だか、それは想像されるばかりで、何の証も無い。ただ若し政宗に陰険な計略が有ったとすれば、思う壺に氏郷を嵌めて先へ遣ることになったのである。