후리가나로 읽는 일본 고전
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がもううじさと
蒲生氏郷
幸田 露伴
幸田 露伴의 蒲生氏郷(がもううじさと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 65,772자 · 128화면
又朝命を軽んじたという点は、四隣皆敵で遠方の様子を存じ得申さなかったからというので言開きをした。翌日復弥兵衛等は来って種々の点を責めたが、結局は要するに、会津や仙道諸城、即ち政宗が攻略蚕食した地を納め奉るが宜かろう、と好意的に諭したのである。そこで政宗は仕方が無い、もとより我慾によって国郡を奪ったのではござらぬ、という潔い言葉に吾が身をよろおって、会津も仙道諸郡も命のままに差上げることにした。
埒は明いた。秀吉は政宗を笠懸山の芝の上に於て引見した。秀吉は政宗に侵掠の地を上納することを命じ、米沢三十万石を旧の如く与うることにし、それで不服なら国へ帰って何とでもせよ、と優しくもあしらい、強くもあしらった。歯のあらい、通りのよい、手丈夫な立派な好い大きな櫛だ。天下の整理は是の如くにして捗取るのだ。惺々は惺々を愛し、好漢は好漢を知るというのは小説の常套文句だが、秀吉も一瞥の中の政宗を、くせ者ではあるが好い男だ、と思ったに疑無い。政宗も秀吉を、いやなところも無いでは無いが素晴らしい男だ、と思ったに疑無い。人を識るは一面に在り、酒を品するは只三杯だ。打たずんば交りをなさずと云って、瞋拳毒手の殴り合までやってから真の朋友になるのもあるが、一見して交を結んで肝胆相照らすのもある。