후리가나로 읽는 일본 고전
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かいろこう
薤露行
夏目 漱石의 薤露行(かいろこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,925자 · 40화면
われを疑うアーサーの前に恥ずる心は、疑わぬアーサーの前に、わが罪を心のうちに鳴らすが如く痛からず。ギニヴィアは悚然として骨に徹する寒さを知る。
「人の身の上はわが上とこそ思え。人恋わぬ昔は知らず、嫁ぎてより幾夜か経たる。赤き袖の主のランスロットを思う事は、御身のわれを思う如くなるべし。贈り物あらば、われも十日を、二十日を、帰るを、忘るべきに、罵しるは卑し」とアーサーは王妃の方を見て不審の顔付である。
「美しき少女!」とギニヴィアは三たびエレーンの名を繰り返す。このたびは鋭どき声にあらず。去りとては憐を寄せたりとも見えず。
アーサーは椅子に倚る身を半ば回らしていう。「御身とわれと始めて逢える昔を知るか。丈に余る石の十字を深く地に埋めたるに、蔦這いかかる春の頃なり。路に迷いて御堂にしばし憩わんと入れば、銀に鏤ばむ祭壇の前に、空色の衣を肩より流して、黄金の髪に雲を起せるは誰ぞ」
女はふるえる声にて「ああ」とのみいう。床しからぬにもあらぬ昔の、今は忘るるをのみ心易しと念じたる矢先に、忽然と容赦もなく描き出されたるを堪えがたく思う。
「安からぬ胸に、捨てて行ける人の帰るを待つと、凋れたる声にてわれに語る御身の声をきくまでは、天つ下れるマリヤのこの寺の神壇に立てりとのみ思えり」