후리가나로 읽는 일본 고전
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とうそんのぶんがくにうつるしぜん
藤村の文学にうつる自然
宮本 百合子
宮本 百合子의 藤村の文学にうつる自然(とうそんのぶんがくにうつるしぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,118자 · 12화면
都会の遽しさや早老を厭わしく思った時、藤村は心に山を描いた。幼心に髣髴とした山々を。故郷の山を。明治三十二年から三十三年までの一年に編まれた『落梅集』は、実に明らかにこの詩人が、歩み進んで来た成長の道、生活の路を語っている。
『若菜集』におけるあの婉やかな曲線的表現は、「常盤樹」に来て、非常に直線的な格調をもちはじめた。用語も、和文脈から漢詩の様式を思い浮ばせる形式に推移して来る。「常盤樹」にしろさらに「鼠をあわれむ」「炉辺雑興」「労働雑詠」等に到って、この詩人が、小諸の農村生活の日常に結びつくことで、こんなに自然を観る態度が異って来たかとおどろくばかりのものがある。三四年前、「されば落葉と身をなして、風に吹かれて翻りつゝ」ロマンティックな文学的放浪にあった時代の作者は、『夏草』において次第に自然と自己とを平静に対置して眺めあわせることを学び、『落梅集』に来ては、人間あっての自然、人間生活によって眺め、関係されるところの自然、労働の対象としての自然を眺めることを、生活から学びとっているのである。現代の農民が野良に出てゆく時の複雑な心理を、その「労働雑詠」