후리가나로 읽는 일본 고전
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とらがり
虎狩
中島 敦의 虎狩(とらがり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,260자 · 48화면
それが今、ほんとうに行われたらしいのだ。私は天幕の中で身を起したが、どうする訳にも行かず、ただ胸をとどろかしたまま、暫くじっと外の様子を窺っていた。(外の友人達は皆よく眠っていた。)やがて外は、二三人の立去る気配がしたあとはしいんとした静けさにもどった。私は身仕舞をして、そっと天幕を出て見た。外は思いがけなく真白な月夜だった。そうしてテントから二間ほど離れた所に、月に照らされた真白な砂原の上に、ポツンと黒く、小さな犬か何かのように一人の少年がしゃがんだまま、じっと顔を俯せて動かないでいる。銃は側の砂の上に倒れ、その剣尖がきらきらと月に光っていた。私は傍に行って彼を見下したまま「Nか?」と訊ねた。Nというのは昼間彼といさかいをした五年生の名前だった。趙は、しかし、下を向いたまま、それに答えなかった。しばらくして、突然、ワッという声を立てて身体を冷たい砂の上に投出すと、背中をふるわせながら、おうおうと声をあげて赤ん坊のように泣き始めた。私はびっくりした。十米ほど距てて、隣の天幕の歩哨も見ているのだ。が、趙の、この、平生に似ない真率な慟哭が私を動かした。