일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はえおとこ

蠅男

海野 十三

海野 十三의 蠅男(はえおとこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 118,129자 · 237화면

아오조라 문고

しかし事実、扉一つ距てた向うに彼の予期しない異変が待ちうけていたのである。

帆村は、鍵を穴から抜いて、片手にぶら下げた。そして把手をグルッと廻して、扉を内側に押した。部屋のなかは、真暗であった。

扉を中に入ったすぐの壁に、室内灯のスイッチがあった。

帆村は、手さぐりでそのスイッチの押し釦を探した。押し釦はすぐ手にふれた。彼は無造作に、その押し釦を押したのであった。

パッと、室内には明るい電灯が点いた。その瞬間である。彼は、

「呀ッ!」

といって、手に持っていた鍵を床の上にとり落とした。それも道理であった。空であるべきはずのベッドの上に、誰か夜着をすっぽり被って長々と寝ている者があったのである。

「もしや部屋を間違えたのでは……」

と、咄嗟に疑いはしたが、断じて部屋は間違っていない。自分の部屋の鍵で開いた部屋だったし、しかも壁には、見覚えのある帆村のオーバーが懸っているし、卓子の上にはトランクの中から出したまま忘れていった林檎までが、今朝出てゆくときと寸分たがわずそのとおりに並んでいるのだった。自分の部屋であることに間違いはない。

さあ、すると、ベッドの上に寝ているのは一体何者だろう。