일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はえおとこ

蠅男

海野 十三

海野 十三의 蠅男(はえおとこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 118,129자 · 237화면

아오조라 문고

ましたわ」

「ほうそうですか。ふうむ」

と、帆村は腕組をして考えこんだ。

そのとき正木署長のところへ電話がかかってきたとかで、雇い人に案内されて出ていった。が、すぐ署長はとってかえして、急用が出来たから署へ帰る。しかしすぐまた此処へ出直すから後をよろしくと帆村にいってアタフタと出掛けていった。

あとは三人になった。

「するとカオルさん。貴方はなにかお父さまの身体についていた痣とか黒子とか傷痕とかを憶えていませんか」

と、何を思ったものか帆村はさきほどから熱心になって、カオルに話しかけたのであった。

「さあ、そうでございますネ」とカオルはしきりと古い記憶を呼び起そうと努力していたが、「そうそう、あたくし一つ思い出しましたわ」

「ふうむ。それは何ですか」

と、帆村は思わず膝をのりだした。

「それは――」

とカオルが云いかけたとき、雇い人が急いで室内にはいってきて、ドクトルがこれから二人に会うからすぐに二階へ来てくれと伝言をもってきた。カオルは遉がにパッと眸を輝かし、十五、六年ぶりに瞼の父に会える悦びに我を忘れているようであった。

カオルと山治とが席を立って、二階へ上っていくのを見送った帆村は、ただ一人気をもんでいた。