일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ちまんだらしちょうぶし

血曼陀羅紙帳武士

国枝 史郎

国枝 史郎의 血曼陀羅紙帳武士(ちまんだらしちょうぶし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 88,970자 · 176화면

아오조라 문고

それにも増して、刀身へ穴でも穿けるかのように、その刀身を見詰めているのは、燠のように熱を持った薪左衛門の眼であった。

薪左衛門も栞も、時の経つのを忘れているようであった。どこにいるのかも忘れているようであった。

人は往々にして、真の驚異や、真の感激や、真の美意識に遭遇った時、時間と空間とを忘却れるものであるが、この時の二人がまさにそれであった。

名刀の威徳

「栞や」と、不意に、薪左衛門は、優しい穏かな声で云った。

「これは、天国の剣に相違ないよ。私には見覚えがある。遠い昔に――二十年もの昔でもあろうか、五味左衛門という者の屋敷から、天国の剣を強奪……いやナニ、頂戴したことがあるが、それがこの剣なのだよ。……ゆえあってその天国の剣は、今まで行衛不明となり、同志、来栖勘兵衛からは……いやナニ、誰でもよい、同志の一人からは、わしがその剣を隠匿したように誣いられたが……それにしても、栞や、よくそなた、この剣を目付け出してくれたのう」

その云い方は、全然、正気の人間の云い方であり、その声音は、これも正気の人間の、五音の調った、清々しい声音であった。

「まあお父様!」