후리가나로 읽는 일본 고전
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まちはふるさと
街はふるさと
坂口 安吾의 街はふるさと(まちはふるさと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,435자 · 389화면
いろんな臆測はとんでいるが、正体をつかんだものはいない。
せつ子は宇賀神の寵を得て、これが二度目のアイビキだから、時日も浅いが、その収入の内幕については、てんで見当がつかなかった。しかし変に気を回すと、彼の鋭い直感にふれて、せっかくの寵を失うから、その方面には風馬牛にもしているのである。
ところが、情事のこととなると、全然露出狂である。人前でも戯れかねない有様であるから、別々にアイビキの地へ赴くような配慮などは念頭においたこともない。
せつ子もこれには困ったが、この金の蔓は放せない。是が非でもと今生の決意をかためて乗りだした仕事だから、今までの名が醜聞によって汚されるのを怖れてはいられなかった。
それでも一応の配慮はこらして、長崎始発の東京行急行を選んだ。
湘南電車というのができて、新装置の二等車がつき、同時に二等運賃も安くなったから、文士はみんなこれにのる。編集者も過労を怖れてこの二等を利用するものが少くないから、二等車も安心はできない。
しかし長崎始発の急行といえば、東海道の急行の中ではローカルに属するもので、温泉帰りの利用すべき性質のものではなかろう。