후리가나로 읽는 일본 고전
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まちはふるさと
街はふるさと
坂口 安吾의 街はふるさと(まちはふるさと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,435자 · 389화면
戦争という御時世中にも金に縁のなかった右翼策師が、敗戦後に至って巨億の富をにぎり、民主政府の裏側に君臨しているというのが皮肉である。
しかし、放二の話から、思い合してみると、宇賀神のフトコロからなら数千万円はでるかも知れぬ。まんざら架空の駄ボラではないようだから、長平は数千万円という金額の大きさに驚いて、せつ子を見直した。
むらむらと好奇心が頭をもたげたが、
「青木がにわかに数千万もうけたわけじゃアなかろうね」
わざと、こう、きいてみる。
「ええ。青木さんではないそうです」
「すると、青木の立場はどうなるのだろう」
「たぶんクビだろうと、御自身が仰有ってました」
「御自身て、青木がかい」
「そうです」
「クビになる金主もあるのかね」
金主の男は電車賃にも事欠いてドタ靴の若者にたかっているというのに、被護者の女は他の男からやすやすと数千万せしめるに至ったという。是非善悪はとにかくとして、ちょッと痛快なエネルギーを感じさせられる。
長平はせつ子に会ってみたいと思った。そこで、
「よろしい。梶さんの招待にはよろこんで応じましょう。しかし、ひとつ注文があるのだが、君たちは遠慮してくれないかな。