일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

スペインのこい

西班牙の恋

国枝 史郎

国枝 史郎의 西班牙の恋(スペインのこい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,387자 · 49화면

아오조라 문고

私と娘とは無言のまま、人眼に付かない林の奥へ並んで歩いて行きました。間も無く林が途切れまして空の明るい月光が、一面に地面へ散り敷いた美しい空地へ出ましたので、二人とも切株へ腰をかけ、明日は雨でも降ると見えて、暈を冠った満月を暫く黙って見ていました。

突然、彼女は云いました。

「それじゃ、あなたは、その筋の方ね?」

「いいや、そういう訳でも無い……つまり私立の探偵なのさ」

彼女は沈黙を重ねました。

「あなたは腕のある探偵さんね」彼女は俄に笑い出して、

「どうして、あなたに解ったでしょうね? 私の仕業だっていうことが」

「二つ証拠があったからさ――特に大事な証拠というのは、銀笛の歌口に塗りつけてあった、トプシンという毒薬さ――あのトプシンはお前達のような、ジプシイでなければ其製法を、断じて知ることが出来ない筈だ。そしてもう一つの証拠というのは、ムリオが断末魔の其間中、鳴っていたという手太鼓の音だ――怨みのある奴を殺す時、その人間の苦しむ間中、鈴の付いた手太鼓を打ち乍ら、其奴の周囲を廻るのがお前達の作法だということを俺は以前から知っていた」

「ほんとに左様よ。その通りだわ」