후리가나로 읽는 일본 고전
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おやどりことり
親鳥子鳥
佐々木 邦
佐々木 邦의 親鳥子鳥(おやどりことり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 88,828자 · 181화면
これは俺の考えにピタリと合っている。人間の智情意が円熟する年恰好だからね。厄年がチャンチャラ可笑しい」
と附け加えた。
「兎に角気をつけてさえ下されば結構ですわ」
とお母さんは理窟より実利で、もう逆らわなかった。
「猿が二疋弱っているんですからね」
と僕も自重を願った。
「一疋丈けは益※(二の字点、1-2-22)御丈夫ですわ」
とお母さんが笑った。
お父さんの書斎には面白い横額がかけてある。知合の画家に描いて貰ったもので御自慢の品だ。初めて見る人は、
「成程、大内さん、これは如何にも新聞記者らしい心得ですな」
と言って感服する。着想奇抜な墨絵だ。猿が三疋、見ざる聞かざる言わざるの正反対をやっている。一疋は双眼鏡を目に当てている。一疋はラジオのレシーバーを耳に当てている。もう一疋はメガホンを口に当てている。その上に、
何ぞ大に世の非を見
何ぞ大に世の非を聞か
何ぞ大に世の非を言わ
と書いて、さるの二字は絵の猿で利かした積りだ。尚お三猿亭主人と落款がしてある。自分のことだ。他が右と言えば左と言いたいのだから仕方がない。尤も社会の木鐸としては、大に見大に聞き大に言うのは大に宜しい。