일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

とうくろうちそう

討九郎馳走

山本 周五郎

山本 周五郎의 討九郎馳走(とうくろうちそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,250자 · 21화면

아오조라 문고

「まことに我儘な申しようではございますが、ご老職もご承知のように、わたくしは無骨者で礼儀作法に疎く、まことの野人でございまして、とても馳走番などという堅苦しいお役は勤まりかねるかと存じます」

「だからどうだと申すのだ」

「つまりその、あれでございます、その、わたくし如き者には」

「お受けはならぬというのか」

「ひらに、ひらに」討九郎は両手をおろしながら云った、「ご老職の格別のお口添えをもちまして、この儀はご免ねがえますよう、おとりなしのほど、ひらにおねがい申しまする」彼の額には汗が滲みだしていた。

「御上意にそむいてもお受けはならぬと申すのだな」

「勤まりかねるお役とわかっているものを、お受け申してあやまちを仕でかしますよりは、初めから辞退するのが至当だと存じます」

主馬は眉をひそめてじっと討九郎をみつめていたが、やがてしずかに頷いた。

「よし、ではそのように言上しよう」

討九郎は退出した。――ばかなことだと思った。おそらくなにかの間違いだろうとも思った。

兼高討九郎は五百石の番頭で、徒士組の支配をしている。年はそのとき二十六歳、まだ独身なので、方々からずいぶん縁談があるが耳もかさない。