후리가나로 읽는 일본 고전
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ちゅうもんちょう
註文帳
泉 鏡花
泉 鏡花의 註文帳(ちゅうもんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,770자 · 67화면
」
その箱と盥とを荷った、痩さらぼいたる作平は、蓋し江戸市中世渡ぐさに俤を残した、鏡を研いで活業とする爺であった。
淋しげに頷いて、
「ところがもし御同様じゃで、」
「御同様※(感嘆符疑問符、1-8-78)」と五助は日脚を見て仕事に懸る気、寮の美人の剃刀を研ぐ気であろう。桶の中で砥石を洗いながら、慌てたように謂返した。
「御同様は気がねえぜ、お前の方にも曰があるかい。」
「ある段か、お前さん。こういうては何じゃけれど、田町の剃刀研、私は広徳寺前を右へ寄って、稲荷町の鏡研、自分達が早や変化の類じゃ、へへへへへ。」と薄笑。
「おやおや、汝から名乗る奴もねえもんだ。」と、かっちり、つらつらと石を合せる。
「じゃがお前、東京と代が替って、こちとらはまるで死んだ江戸のお位牌の姿じゃわ、羅宇屋の方はまだ開けたのが出来たけれど、もう貍穴の狸、梅暮里の鰌などと同一じゃて。その癖職人絵合せの一枚刷にゃ、烏帽子素袍を着て出ようというのじゃ。」
「それだけになお罪が重いわ。」
「まんざらその祟に因縁のないことも無いのじゃ、時に十九日の。」
「何か剃刀の失せるに就いてか、」
「つい四五日前、町内の差配人さんが、前の溝川の橋を渡って、蔀を下した薄暗い店さきへ、顔を出さしったわ。