일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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どくしょとちょしょ

読書と著書

矢内原 忠雄

矢内原 忠雄의 読書と著書(どくしょとちょしょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,828자 · 8화면

아오조라 문고

突けば血の出る如き生々しき現実問題に対って、彼は真正面から組み付き、その学問的教養の蘊蓄を傾け、宗教的信仰の熱心を注いで、真理弁護の為めに戦ったのである。教会内に於いて対ペラギウス並に対ドナチストの論戦に従事したるアウグスチヌスは、本書によりて教会外に於ける基督教の敵たる多神教に対し、現世的問題について戦ったのである。本書を読みて痛切に感ぜしめられるところは、真理の為めに戦う彼の熱烈なる精神・気魄である。之が私の心を打ち、私の血をたぎらせる。彼の博き教養や知識や見解は甚だ有益であり、又面白い。併し彼が生きた人間となって、頁の上から脱け出て来て、私の手を握り肩を叩いてくれるのは、彼の著述の態度及び精神・気魄にある。古典を読む快楽はここに於て極まるのである。

それ故に、古典を読む者はその全文を丹念に読まねばならない。著者の精神・気魄は序文と結論だけではわからない。それは全篇を通じて流れて居り、時として片言隻句の間に溢れて居る。従って抄録・梗概、若しくは拾い読みは、多くの場合古典に対する冒涜である。

古典は原語で読むことが、もちろん最上である。言語は思想表現の具であるから、著者の精神・気魄の繊細にして周到なる表現は著者自身の言語によるを最善とすること明かである。