일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だれもしらぬ

誰も知らぬ

太宰 治

太宰 治의 誰も知らぬ(だれもしらぬ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,123자 · 14화면

아오조라 문고

市ヶ谷の女学校に徒歩で通っていたのですが、あのころは、私は小さい女王のようで、ぶんに過ぎるほどに仕合せでございました。父が四十で浦和の学務部長をしていたときに私が生れて、あとにも先にも、子供といえば私ひとりだったので、父にも母にも、また周囲の者たちにも、ずいぶん大事にされました。自分では、気の弱い淋しがりの不憫の子のつもりでいたのですが、いま考えてみると、やはり、わがままの高慢な子であったようでございます。市ヶ谷の女学校へはいってすぐ、芹川さんというお友達が出来ましたけれど、その当時はそれでも、芹川さんに優しく叮嚀につき合っているつもりでいたのですが、これも、いま考えてみると、やっぱり私は、ひどく思いあがって、めんどうくさいけれど親切にしてあげるというような態度も、はたから見ると在ったかも知れません。芹川さんもまた、ずいぶん素直に、私の言うこと全部を支持して下さるので、勢い主人と家来みたいな形になってしまうのでした。芹川さんのお家は、私の家の、すぐ向いで、ご存じでしょうかしら、華月堂というお菓子屋がございましたでしょう、ええ、いまでも昔のまま繁昌して居ります、いざよい最中といって、栗のはいった餡の最中を、昔から自慢にいたして売って居ります。