후리가나로 읽는 일본 고전
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ようきょくとがだい
謡曲と画題
上村 松園
上村 松園의 謡曲と画題(ようきょくとがだい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,036자 · 7화면
志の末通りけるか、万里の外なる蘇武が旅寝に故郷の砧きこえしとなり。妾も思ひ慰むと、とてもさみしきくれはとり、綾の衣を砧にうちて心慰まばやと思ひ候」
「いや砧などは賤しきものゝ業にてこそ候へ、さりながら御心慰めん為にて候はゞ、砧をこしらへてまゐらせ候べし」
このような問答のすえに、館の妻は京の都の夫の胸へひびけよと、怨みの砧に愛情をこめてタンタンタンタンと擣つのですが、その想いが遂には火となり、その霊は夫のもとへ飛ぶのであります。私はこの館の妻の夫を想う貞節の姿を「砧」の絵の中に写しとってみたのであります。
想いを内にうちにと秘めて、地熱のごとき女の愛情を、一本の砧にたくしてタンタンタンと都に響けとそれを擣つところ、そこに尊い日本女性の優しい姿を見ることが出来るのではないでしょうか。
口に言えぬ内に燃え上る愛の炎……その炎を抱いているだけに、タンタンタンと擣つ砧の音は哀々切々たるものがあったであろうと思います。
私の「砧」の絵は、いま正に座を起って、夕霧がしつらえてくれた砧の座へ着こうとする、妻の端麗な姿をとらえたものであります。
昭和十三年の文展出品作で「草紙洗小町」