일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ていそうについて

貞操について

宮本 百合子

宮本 百合子의 貞操について(ていそうについて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,541자 · 11화면

아오조라 문고

前、つまりその人たちの父母たちの時代で一段落つげているように思われる。きょうという日に生活のひとこまを展開させている若い人々に、貞操という呪文めいた言葉の表現で向っても、既に理性にも感情にも訴えるものを失っているだろう。在るのは、数々の人間行動の基準の一つとして、両性関係をどう見てゆくか、という白日的な問題の提出方法である。それは、過去において、貞操が扱われたような信仰的なものではなくて、もっと客観的な探求の対象として、人間生活理解の上の課題としてあらわれるのである。

そもそも人間社会に、貞操という言葉が登場したのは、いつ頃のことなのだろう。そして、それはどんな必然に立ち、特に婦人に対してばかり貞操ということを重要な問題として来ていたのであろうか。

ここに一つの物語がある。

第一次大戦までは、まだ地球の端々にのこされていた未開の人々の社会での出来ごとである。その野蛮人たちの男は狩りを仕事とし、女は木の葉でふいた小舎の前で穀物をついたり、酒をかもしたりして働き、彼等の間では結婚の形態も、原始のままで行われていた。一つの部落内では集団婚で、良人と妻とは互に一人が一人のものときまっていなかった。