후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ひんみんくらぶ
貧民倶楽部
泉 鏡花
泉 鏡花의 貧民倶楽部(ひんみんくらぶ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 55,333자 · 111화면
これをしも社会が渠等に与うるに無形の桂冠をもってする爾き慈善事業というべきか、と皮肉なことはいいっこなし。
渠等がこれに因って得る処の気保養たるや、天がその徳に酬ゆる寸志のみ、また怪むに足らざるなり。
閑話休題。
とんとん拍子に乗が来て、深川夫人は嫣然顔、人いきりに面熱りて、瞼ほんのり、生際に膏を浮べ、四十有余の肥大紳士に御給仕をしたまいながら、「あら貴下、よくってよ。」などとやっていたまいし折柄騒動のはじまりたるなり。知らざりき、我々にもかかる不如意のあらんとは。
在原夫人と照子嬢は散々に罵倒されて、無念の唇を噛みたまえば、この神聖なる慈善会を、汚し犯すは何等の外道と、深川綾子も喫茶店より、第三区に赴きて固唾を飲んで聞たまえり。
件の婦人は落着払い、その冷かなる眼色にて、ずらりと四辺を見廻しつ、「さっさとしないか。おい、お天道様は性急だっさ。」
飽くまで侮る一言に、年齢少にて気嵩の照子は、手巾を噛占めて、口惜涙を、ついほろほろ。
夫人はさすが年紀の功、こは癈疾と棒ちぎり、身分に障ると分別して、素直に剰銭を出ださるれば、丁寧に員を検し、繻子の帯にきゅっと挿みぬ。