후리가나로 읽는 일본 고전
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ひんみんくらぶ
貧民倶楽部
泉 鏡花
泉 鏡花의 貧民倶楽部(ひんみんくらぶ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 55,333자 · 111화면
深窓の美姫、紅閨の艶姐、綾羅錦繍の袂を揃えて、一種異様の勧工場、六六館の婦人慈善会は冬枯に時ならぬ梅桜桃李の花を咲かせて、暗香堂に馥郁たり。
在原夫人は第三区の受持にて、毛糸の編物を商いたまう。番頭は麹町の姫様にて、小浜照子という美人、華族女学校の学生なり。
前面の喫茶店は、貴婦人社会に腕達者の聞え高き深川子爵何某の未亡人、綾子といえる女丈夫にてこの会の催主なり。三令嬢一夫人を随えて、都合五人の茶屋女、塗盆片手に「ちょいと貴下。」
「御休息なさいまし。」「いらっしゃいな。」と玉の腕も露わに襷懸けて働きたまえば、見る者あッというばかり、これにて五十銭の見世物とは冥加恐しきことぞかし。
金縁の目金を掛けたる五ツ紋の年少紳士、襟を正しゅうして第三区の店頭に立ちて、肱座に眼を着くれば、照子すかさず嬌態をして、
「御購め下さいまし、貴下、なるたけお働き申しますよ。何に遊ばす、これ、これが可うございますよね。」と牡丹形の肱座を取って突附けられ、平民と見えてどぎまぎしつ、
「はッはッお何程で遣わされまする。」と震い声。照子はくすくす、「五十五銭にいたしておきます、一閑張のお机にはうつりが好うございますよ。