후리가나로 읽는 일본 고전
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あかひげしんりょうたん
赤ひげ診療譚
山本 周五郎
山本 周五郎의 赤ひげ診療譚(あかひげしんりょうたん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,113자 · 35화면
と拒んだ。特に本道(内科)の部門には、彼なりにくふうした診断法や治療法があり、それによって医界に名を挙げることができる、と信じていたからである。登は「内障眼の治療法だけで天下の名医といわれた人さえあるではないか」とまで云ったものだ。
「おれは今日、盗みもやったと云ったが」と去定は苦笑しながら云った、「これも盗みの一つだろうな」
「どうぞおゆるし下さい」登は低頭した、「あのときは分別がなかったのです、いま考えると恥ずかしくってたまりません、お願いですからもう仰しゃらないで下さい」
「おれも今日の自分が恥ずかしい」去定は髯をごしごし擦った、「筋もとおらぬあんなたわ言を並べ、独り偉そうにいきり立ったことを思うとわれながらあさましくなる」
「先生は怒っていらしったのです」と登が云った、「あのおとよという娘の家で二人のならず者が暴言を吐いた、そのときがまんなすった怒りが、下谷へゆく途中から出はじめたのだと思います」
「それは少し違う、おれはあの二人には同情こそしたが、決して怒りは感じなかった」
「――同情ですって」
「数年まえから、ああいう若いやくざがふえるばかりだ」と云って、去定は太息をついた、「その原因の一つは幕府の倹約令にある、無用の翫物と贅沢を禁じたのはいいが、その取締りが度を越したために、商取引が停滞し、倒産する者や