후리가나로 읽는 일본 고전
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あかごうしくろうえもん
赤格子九郎右衛門
国枝 史郎
国枝 史郎의 赤格子九郎右衛門(あかごうしくろうえもん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,484자 · 29화면
敵の領内であるからである。
二人は急いで塔を出た。
気付いて囲繞んだ叛軍の群を、例の精妙の「か音の一手」で、縦横無尽に切り払い、一散に城外へ走り出た。城外には予め備えて置いた、彼の五十人の部下が居たので忽ち一方の血路を開き、カンポット港まで潜行した。こうして船へ乗り込んで一先ず日本へ引き上げたのである。
寛文六年の初夏であったが、その赤格子九郎右衛門は、博多から江戸へ出かけて行った。
時に年八十六歳。頽然たる老人である可きであったが、名に負う海洋で鍛えた体は矍鑠として尚逞しく、上下の歯など大方揃っていた。加之此時は彼の資産なども、末次平蔵と伯仲の間にあって、居然たる九州の富豪であった。従って官民上下からも多大の尊敬を払われていたが、時の大老酒井忠清は取り分け彼を愛していた。
で、此時も邸へ招いて、彼の口から語り出される壮快極わまる冒険談を喜んで聞いたということであるが、其時座中には堀田正俊だの、阿部豊後守忠秋だの、又は河村瑞軒などという、一代の名賢奇才などが、臨席していたということである。
「其方程の剛の者には恐ろしいと思うた事などは、曾て一度もあるまいの?」