후리가나로 읽는 일본 고전
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せきようかんじけんのしんそう
赤耀館事件の真相
海野 十三
海野 十三의 赤耀館事件の真相(せきようかんじけんのしんそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 29,797자 · 60화면
その一方に死んでいるのが、紛う方なき嫂の綾子なのでした。
「一体どうしたのでございましょう?」百合子は縋りつかんばかりにして尾形警部に尋ねかけたのでした。
「さあ、どうしたものですか」と警部もすこし顔を和げてこれに答えました。「今度は一つ徹底的な捜査をしたいと思っています。幸に事件は私に委されましたし、現場もこの通りあまり荒されていませんので、きっと何か判ることと思います。その前に是非とも貴女にお伺いしたいことがあるのですが……」
と百合子を別室に導き、嫂の近情や、家を出た前後の模様などを訊ねました。
赤耀館は厳重な家宅捜査をうけ、ことに嫂の室は壁紙まで引きはがすほどの徹底さを以て探査をすすめられた結果、数束の嫂へあてた手紙が悉く其の筋へ押収せられました。中でも尾形警部が、特に注意して読んだものは、兄丈太郎から貰ったものの外に、笛吹川画伯、勝見伍策、それから私からの手紙でありました。
嫂の屍体は、入念に法医学教室で解剖に付せられましたが、消化器と循環器との系統のものは、どんな微細な点までも、剖検されたのです。
「お嬢さん、今度はすこし手応えがあったようですよ」