후리가나로 읽는 일본 고전
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ろじょう
路上
芥川 竜之介의 路上(ろじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 43,539자 · 87화면
それは括り頤の、眼の大きい、白粉の下に琥珀色の皮膚が透いて見える、健康そうな娘だった。俊助はその給仕女がそっと大井の顔へ親しみのある眼なざしを送りながら、盛りこぼれそうなウイスキイのコップを卓子の上へ移した時、二三日前に郁文堂であの土耳其帽の藤沢が話して聞かせた、最近の大井の情事なるものを思い出さずにはいられなかった。と、果して大井も臆面なく、その給仕女の方へまっ赤になった顔を向けると、
「そんなにすますなよ。僕が来て嬉しかったら、遠慮なく嬉しそうな顔をするが好いぜ。こりゃ僕の親友でね、安田と云う貴族なんだ。もっとも貴族と云ったって、爵位なんぞがある訳じゃない。ただ僕よりゃ少し金があるだけの違いなんだ。――僕の未来の細君、お藤さん。ここの家じゃ、まず第一の美人だね。もし今度また君が来たら、この人にゃ特別に沢山ティップを置いて行ってくれ。」
俊助は煙草に火をつけながら、微笑するよりほかはなかった。が、娘はこの種類の女には珍しい、純粋な羞恥の血を頬に上らせながら、まるで弟にでも対するように、ちょいと大井を睨めると、そのまま派手な銘仙の袂を飜して、々帳場机の方へ逃げて行ってしまった。