일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おどるいっすんぼうし

踊る一寸法師

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 踊る一寸法師(おどるいっすんぼうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,734자 · 16화면

아오조라 문고

紅白段だら染の肉襦袢や、肉色の肉襦袢や、或は半裸体の男女が、互に手を組み膝を合せて、ゲラゲラ笑いながら見物していた。誰もこの残酷な遊戯を止めようとはしなかった。

存分酒を飲まされた一寸法師は、やがて、そこへ横様に抛り出された。彼は丸くなって、百日咳の様に咳入った。口から鼻から耳から、黄色い液体がほとばしった。彼のこの苦悶を囃す様に、又しても三曲万歳の合唱が始った。聞くに耐えぬ罵詈讒謗が繰返された。

一しきり咳入った後は、ぐったりと死骸の様に横わっている一寸法師の上を、肉襦袢のお花が、踊り廻った。肉つきのいい彼女の足が、屡々彼の頭の上を跨いだ。

拍手と喊声と、拍子木の音とが、耳を聾するばかりに続けられた。最早そこには、一人として正気な者はいなかった。誰も彼も狂者の様に怒鳴った。お花は、早調子の万歳節に合せて、狂暴なジプシー踊りを踊りつづけた。

一寸法師の緑さんは、やっと目を開くことが出来た。不気味な顔が、猩々の様に真赤になっていた。彼は肩息をしながら、ヒョロヒョロと立上ろうとした。と、丁度その時、踊り疲れた玉乗女の大きなお尻が、彼の目の前に漂って来た。