후리가나로 읽는 일본 고전
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おどるちへいせん
踊る地平線(上)
谷 譲次
谷 譲次의 踊る地平線(上)(おどるちへいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,926자 · 332화면
に告げよと申し渡している。珍しい日本人が舞いこんできたので老人何でもする気でいるのだ。召使い一統も命をかしこんで「YA・YA!」と口ぐちに答えている。私も知らん顔もしていられないから、老人へは葉巻を二本、他の連中へもそこばくの黄白を撒いて「どうぞ宜しく」とやった。
が、いつとも知れないその報告を当てに、ホテルの二階にのんべんだらりとしているわけにも往かないから、またパブスト氏をつかまえてカイゼルの現在の人相をくわしく訊き質すと、彼――というのは老人のいわゆるオウルド・ビリイ――は、この頃好んで、昔よく流行った灰色の両前の服を着て、からだは瘠せて高く、ふるい麦藁帽子の下から白髪を覗かせ、それに赤黒い顔と白い顎ひげ、すこし左の肩を上げ気味に、ステッキでそこらの草や石をやたらに叩きながら、忙がしくて耐らないといったようにせっかちに歩く――という。これもどうも平凡で、こんなお爺さんはざらにいそうだが、カイゼルなら村の人がみんな挨拶するからすぐ判るというので、そこでドン・キホウテとサンチオ・ハンザのように、ふたりはいよいよこっちからカイゼルをさがして、午後のドュウルンの村落へ立ちいでた。