후리가나로 읽는 일본 고전
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おどるちへいせん
踊る地平線(上)
谷 譲次
谷 譲次의 踊る地平線(上)(おどるちへいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,926자 · 332화면
的な赤さ――この丁抹的雰囲気のまんなか、正面クリスチャン五世の騎馬像に病人のような弱々しい陽脚がそそいで、その寒い影のなかで、花屋の老婆が奇体な無関心さで客の老婆に花束を渡している。
What is IT ?
What is THIS ?
What is THAT ?
つねにあまりに空を意識している街――それがこぺんはあげんだ。
女の頬の赤さと青年の眼の碧さと。
農民的な叡智。
旅人はこの可愛い社会に親しみ得る。
絵のない絵本
夕方、当てもなく場末の通りを歩きまわったことがあった。ヘルゴランズ街をちょっと這入った横町に、古道具店――とより屑屋といったほうが適確なレクトル・エケクランツの家がある。レクトル・エケクランツは猶大系のでんまあく人で、湿黒の髪と湿黒のひげと、水腫れのした咽喉と、美しい娘とを持っていた。そして、彼の商店兼住宅は、およそ近代人とその生活に用途のない、想像し得る限りのすべての物品をもって文字どおり充満していた。クリスチャン五世の吸物皿も、公爵夫人の便器も大学生の肌着も、どこかの会堂から盗み出されたらしい緑いろの塗りの剥げた木製の燭台も、貧民窟からさえ払い下げになった底のとれた水差しも、兵卒の肩章も、石油こんろも、大椅子も、寝台掛けもみんな同じ強さの愛着でレクトル・エケクランツを惹く