후리가나로 읽는 일본 고전
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おどるちへいせん
踊る地平線(上)
谷 譲次
谷 譲次의 踊る地平線(上)(おどるちへいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,926자 · 332화면
みんな他の種族の秘夢をさぐり、新しい人生の瞥見にあこがれ、地球の向側の色彩をおのが眼で見きわめたい衝動に駆られて旅に出る。そして、そのうちの或る者は、鬢に霜を置いても帰ろうとしない。この種の「漂泊の猶大人」の多くを、人は今ふらんす国セエヌ河畔の峡谷に見るであろう。
セエヌの谷――「巴里」。
こうして、何だか自分でもはっきりしないものを翹望して旅をつづけて来た流人達は、一度セエヌの谷へ這入るや、呪縛されたようにもうそこからは動こうとしない。巴里は魅精を有つからだ。ここに言うノウトルダムの妖怪がそれである。木乃伊取りが木乃伊になるように、この妖怪に取り憑かれた彼らは、いつの間にかその妖怪の一つに化し去ってしまうのだ。
こころみに暗い螺旋段をノウトルダムの塔上へ出てみたまえ。
そこの、栄誉あるGOTHICの線と影のあいだに、或いは、長い曲った鼻を市街の上空へ突き出し、または天へ向って鋭い叫びを投げあげ、もしくは訳ありげに苦笑し、哄笑し、頬杖をついている不可思議な石像の群――巨鳥の化けたようなのもあれば、不具の野獣に似たの、さては生き物を口へ押し込んでる半身魔、眼を見張って下界を凝視してる幽鬼――これら石造の畸形児の列が、肘と肘をこすり、互いに眼くばせし合い、雨の日には唾をしながら、はるか下に霞む巴里を揶揄して