후리가나로 읽는 일본 고전
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おどるちへいせん
踊る地平線(上)
谷 譲次
谷 譲次의 踊る地平線(上)(おどるちへいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,926자 · 332화면
一打の半ばを満たそうというんだから、言うまでもなくすべての点で完全に他とおなじでなければ、新たに大金を投じて一枚焼かせる意味をなさないから、躍起になってあちこち照会した末、とにかく日本という国は物を真似することにかけては世界の天才だから、こういう仕事には日本が一ばん適任だろうということに一決し、こわれた皿のかけらを全部あつめて、これと寸分違わないものを拵えるようにとはるばる日本の一名匠へ註文したのだった。と、驚いたことには、早速出来上って送ってよこした。主人公は大満悦、たいへんな期待で包みを解いてみると――出て来たのは、色から模様から「時代」まで元品とすこしも変らない皿――ではあったが、見本に送ったこわれた皿と完全に同じに、それは一枚分の新しい皿の破片で、べつに手紙がついていた。
「ずいぶん骨が折れ候えども、仕事はかなり細かきつもりに御座候。ちなみに見本の皿破片全部別送仕候あいだ、なにとぞ新品とお較べのうえ御満足をもって御嘉納下さるよう願上げ候。頓首。」
主人は、のこりの十一枚のうえへ思いきりよく卒倒した――というのがおちだが、もちろん、これは、日本人は真似が上手すぎてこんなに融通が利かないということを言いたいつもりなんだろうけれど、いぎりす製の莫迦ばなしだけあってどうも狙いが外れていてぴったり来ない。