후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
おどるちへいせん
踊る地平線(下)
谷 譲次
谷 譲次의 踊る地平線(下)(おどるちへいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,823자 · 283화면
畢竟人間は土の上の生物だ。一刻も早く大地を踏みたい衝動に駆られて、みな無意識に脚がむずむずしているのだ。一同誰もかれも、非常に重大な要事をもって人を探してると言ったように、そのくせ、ただわけもなく甲板を歩きまわりながら、先刻から何度も訊き合った無意味な質問を、会う人ごとに、双方同時に発している。
『上陸なさいますか。』
『上陸なさいますか。』
『は。ちょっと。』
『は。ちょっと。』
向うでもやってる。
『上陸なさいますか。』
『上陸なさいますか。』
『は。ちょっと。』
『は。ちょっと。』
相手の返事を聞かないうちに反撥するように別れる。と思うと、出あい頭にまた「上陸なさいますか」なのだ。何という軽跳な、無責任に晴れ渡った寄港者の感情――それはそのままポウト・サイドの空の色でもある。
後部の舞踏甲板は、欧羅巴人によって黄金の威力を実示された被征服民族の商隊で一ぱいだ。
狡猾な微笑で全身を装飾した宝石売り――独逸高熱化学会社製の色硝子の小片を、彼らは「たくさん安いよ」の日本語とともに突きつけて止まない――と、二、三間さきからお低頭をしながら接近して来る手相見の老人――「往年倫敦タイムス紙上に紹介されて全世界の問題となれる科学的手相学の予言者バガト・パスチエラ博士その人」