후리가나로 읽는 일본 고전
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おどるちへいせん
踊る地平線(下)
谷 譲次
谷 譲次의 踊る地平線(下)(おどるちへいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,823자 · 283화면
だから、そんな馬鹿には生きてる権利もない、どんなに虐殺しても構わない――と言ったような、自分でも不思議な、まあ一種の制裁的痛快感に、思わず拍手しちまうといってる。それに、も一つ可笑しなことは、メリイは、闘牛を見るたびにああ自分があの牛だったらと思ってぞっとするそうだが、この幾分変態的な戦慄も手伝って、一生闘牛場へ呪縛されるのがあのメリイの運命だろう――。』
7
槍馬士から仕留士までかかって一頭の牛を斃す。これが一回。一日の闘牛にこの同じ順序を六ぺんくり返して、つまり六回に六匹の牛を殺すのだ。四時にはじまって、この間二、三時間。一回の闘牛の所要時間は約二十分乃至三十分の勘定だ。
牛の背に二つの穴をあけて、ピカドウルは喝采裡に退場した。
炎熱に走り廻って汗をかいてるところへ傷口の血が全身に滲んで、この時はもう牛は一つの巨大な血塊に見える。
真赤な丘だ。
じっと立ち停まって喘いでる。
その影が砂に黒い。
入りかわりにそこへ、こんどは三人の矢鏃士の登場だ。二本ずつ六本の銛を打ちこむ役である。
が、傷ついた牛はいま憤激の頂上に立っている。生命を守る本能にすっかり眼ざめ切っているのだ。