후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐんこくかようしゅう
軍国歌謡集
山川 方夫
山川 方夫의 軍国歌謡集(ぐんこくかようしゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 39,655자 · 80화면
)要するに、私は生意気ざかりだった。
友人といっても、場末の飲み屋で知り合った男なので、そいつは大学生ではない。彼の職業は映画のエキストラで、毎日バスに乗って撮影所に出掛けて行く。酒の入っていないときはひどく無口な男だった。
もう頭髪が薄くなって、地肌が光りはじめているのに、真赤なシャツや派手なチェックの靴下などをもち、いつもだぶだぶのコールテンの上着を着て、低い声で私のことを、「アンタさん」と彼は呼んだ。……風態だけは一応の映画屋さんだったが、どうやら、うだつの上らない万年エキストラの一人だったようだ。でも、撮影所に通っていさえすればけっこう金は入るらしく、私は一文も払わずに毎日そこでゴロゴロしていたのだ。ときには少額だが小遣銭まで、そのエキストラ氏――本名か芸名かは知らないが、彼は磯島大八郎という名前だった――は、私に用立ててくれていたのである。
もっとも、私は最初から長逗留をするつもりでその下宿に連れてこられたのではない。そこで一泊した翌日、私が、彼のひきとめるままに居候をきめこむ気をおこしたのは、父のいない家族内でのわずらわしい自分の役目から、たとえ一時的にせよ解放されたかったためにすぎない。