후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ぐんこくかようしゅう
軍国歌謡集
山川 方夫
山川 方夫의 軍国歌謡集(ぐんこくかようしゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 39,655자 · 80화면
晴れた青空が私の上にあった。だが私は一歩一歩、味わいぶかく道の土を踏みしめるようにしながら、下北沢の駅に歩いた。私は、それ以後、二度とその下宿をたずねたことがないのだ。
あれから、かなり長い月日がたつ。その間、私は幾人かの女性を知り、結局はそのすべてと別れた。私にとっての「愛」、それは、私が努力すればするほど、歯ぎしりするような絶望と屈辱感、わずらわしい不自由しか私にはくれないのだ。幸福な融和よりも、窒息しそうな埋没しか、私にはあたえられない。歓びとともにその幻影に自分の核までを解消してしまう力が、私には欠けているのだ。
まだ、私には敗北が充分ではないのだろうか。……芝田晴子のいったとおり、私は不毛な、卑怯な、凍りつくような未来しかもたぬ、不幸な、そんな最低の男かもしれない。だが、あの軍歌とともにひろがる人気ない青空への渇望から出発した私は、「愛」のためには、いつだってせいいっぱいの努力と勇気をふるいおこし、それを捧げてきた。私が私でしかないことの苦渋は、そして、そのたびに私にかえってきた。私は、ただそれだけを、深めているような気もする。
だが、私はいま、ある高校の教師として、もう一回、「愛」