후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
のうそん
農村
宮本 百合子
宮本 百合子의 農村(のうそん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 49,223자 · 97화면
菊太は沈黙の間に話の順序を組たてるのである。出来るだけ哀れっぽく、哀願的に聞える様に苦心するのである。
考えて居る間も、他の百姓の様に、故意とらしい吐息をついたり、悲しい顔付をして見せるでもなく、只、ボンヤリ気抜けの仕た様に考え込んで仕舞うのである。自分の満足した考えを得るまで必して口を切らない。そんな時には、益々頬のたるみが目につき、小さい眼は倍もショボショボになって居るのである。
しばらくだまって居たっけがやがて頭をあげて、小さい庖丁をつかって居る祖母の手許を見ながら云い出した。
「御隠居様、
御年貢の分だけは、はあどうにか斯うにか取りましただハイ。
それは確なことでやす。
けんど貧亡者は、いつでも貧亡でなし、
御年貢は取れてもはあ、去年の鬼奴がまだついてやすでな。
祖母はだまって居る。
鶏も鳴かない静かな中にパチンパチンと乾いた「くるみ」のからの破れる音が澄んで響いて居る。
菊太は私を見た眼をすぐ祖母にうつして又云い続ける。
「去年は草取頃に、婆様にはあ逝かれて、米と桶の銭を島の伯父家に借りさあ行って事うすましやした。悪い時にゃあ悪い事べえ続くもんで、その秋にゃ娘っ子が死にやしたかんない。