일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きんせいかいじんでん

近世快人伝

夢野 久作

夢野 久作의 近世快人伝(きんせいかいじんでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 79,469자 · 157화면

아오조라 문고

面倒な。鰤さえ返せば文句はないか」

と云ううちに、店の天井からブラ下っていた鰤の半身を引卸して、片手ナグリに箒売を土間へタタキ倒した。

「持って失せれ外道サレエ。市場の人間を見損のうたか」

箒屋は剣幕に呑まれたらしい。鰤の半身も、持って来た丼もそのままに起上って、棕梠箒の荷を担いで逃げて行く奴を、追い縋った相棒が引ずり倒してポカポカと殴り付けた。商売物の箒が泥ダラケになってしまった。

その間に湊屋は黙って鰤の半身を拾ってモトの天井の釘へブラ下げるのを、居酒屋の因業おやじが奥から見ていたらしい。イキナリ飛出して来て仁三郎の前に立ちはだかった。

「その鰤は商売物ばい。黙って手をかけたからには、そのままには受取れん」

仁三郎は返事をしないままその鰤の半身をクフンクフンと嗅いでみた。

「親爺さん、悪い事は云わん。この鰤は腐っとるばい。こげな品物ば下げておくと、喰うたお客の頭の毛が抜けるばい」

「要らん世話たい。腐っておろうがおるまいがこっちの品物じゃろうが、銭を払え銭を……」

「ナニ。貴様もこの鰤が喰いたいか」

帰って来た相棒が割込んで来たのを仁三郎が慌てて押止めた。