일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きんせいかいじんでん

近世快人伝

夢野 久作

夢野 久作의 近世快人伝(きんせいかいじんでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 79,469자 · 157화면

아오조라 문고

『久し振りだ。丁度いいところだから一杯飲め。まずその肴を抓め』という。見ると禿げちょろけた椀の蓋に手前が川で掴んで来たらしい一寸ぐらいの小蝦が二匹乗っかっている。『遠慮なく喰え』という志は有難いが、それを肴に奈良原が一升の酒を飲むのかと思うと涙がこぼれた。一匹の小蝦が咽喉を通らないのを無理に冷酒で流し込んで『これが土産だ』と云ってその時の僕の全財産、二十銭を置いて来た」云々。

そうした貧乏のさなかに大変な事が起った。奈良原翁が病気になったのだ。

何だか酒が美味くない。飯が砂を噛むようで、頭がフラフラして死にそうな気がするので、千代町役場からその月の俸給を一円借りて近所の医者の処へ行った。一円出して診察を請うて薬を貰ったが、

「どうです。助かりますか」

と問うてみると若い医者が首をひねった。

「どうも非道い肺炎ですから、絶対に安静にして寝ておいでなさい。御親戚の方か何かに附添っておもらいなさい」

奈良原翁は、こうした言葉を「もう助からない」意味と取って非常に感謝した。

……俺はイヨイヨ死ぬんだ。奈良原到がコレ以上に他人に迷惑をかけず、コレ以上に世道人心の腐敗堕落を見ないで死ぬるとは何たる幸福ぞ。